グラフィックボードは、パソコンで美しい映像を表示するために必須のパーツです。グラボやビデオカードなどとも呼ばれ、映像処理を行う機能を有しています。基本的にCPUやマザーボードにもグラフィックボードは搭載されていて、新たに取り付ける必要はありません。しかしCPUやマザーボードに搭載されているグラフィックボードは、性能が低くハイクオリティな映像表現には向いていません。一般的なビジネス用途やWebを見るといった用途なら問題ありませんが、ハイクオリティな映像を楽しめるゲームやデザイン系のソフトを使うときには、専用のグラフィックボードを別途搭載する必要があります。
ハイクオリティな映像表現を楽しむだけではなく、仮想通貨のマイニングも複数のグラフィックボードを搭載することにより演算速度が上がるので、購入したパソコンの用途によっては必須です。現在市場に流通しているグラフィックボードは、さまざまな種類があります。それぞれで性能が異なるので、ゲーム用かデザインソフト用か目的に合わせて選ばなければいけません。また性能だけではなく価格も異なり、高いものだとデスクトップパソコン一台分ぐらいのものもあります。性能・価格ともにピンからキリまであるので、初めて選ぶ人は専門家にアドバイスを求めたくなるでしょう。基本的にグラフィックボードは、性能に比例して価格が上昇していきます。
そのため高性能なグラボを選ぼうとすると、パソコン本体の価格も上昇し予算をオーバーしてしまうこともあるでしょう。高性能なパーツを選ぶほどできることが広がりストレスもなくなりますが、予算を考えながら選ばなければいけません。グラフィックボードを選ぶときには、用途に合わせて価格帯を絞り込むのが大切です。たとえばゲームを楽しむ目的でパソコンを購入するなら、遊びたいタイトルお推奨環境に合わせるのがおすすめです。
推奨環境にあっているグラフィックボードなら、美麗な映像でゲームを楽しめます。ただし推奨環境ギリギリだとこれから発売されるゲームでは不十分になる可能性があるので、ある程度性能に余裕を持って選ぶのがおすすめです。現在なら2万円から3万円程度のパーツを選んでおけば、最近のゲームなら満足できるグラフィックで遊べるようになります。デザイン系のソフトを使うのが主な用途の場合も、やりたいことに合わせて価格帯から絞り込んでいくのがスムーズに選ぶ方法です。